IT業界の買収と新規参入の回転
インテルがマカフィーを買収して久しいですね。
パソコンの中枢部品を提供するインテルが、米セキュリティ大手のマカフィーを買収するというニュースは、誰もが驚いたことでしょう。
米国では、主要な技術系IT企業が総合IT企業への転換によって、生き残りをかけるという方向なのかもしれません。
インテルは超小型演算処理装置(MPU)というヒット商品に加えて、高利益率のセキュリティーソフト販売や、スマートフォンあるいはタブレットPC等主要部品の供給で差別化を狙っていることでしょう。
かたやブラウザ業界?
業界と言っていいのかわかりませんが、こちらも次々と新しいブラウザが参入しています。
ブラウザが飽和状態にも関わらず、新しいブラウザが登場するということは、それだけ注目を集めることのできるテクノロジーである証拠でしょう。
例えば「RockMelt」というブラウザは、かつて一世を風靡したブラウザである「Netscape」を生んだ、Netscape Communicationsの創業者を含むメンバーが開発しています。
発表当初は、その背景の素晴らしさから、絶賛の声が上がっていますが、なぜか急速に沈静化しています。
少し詳しく情報を読んでみましたが、開発人の著名さでダウンロードされた形跡が、あちらこちらで見られるようです。
しかし、開発の素晴らしさとユーザビリティは結びつかないのかもしれないですね。