英語圏のSEO情報は日本国内でも通用するのか

海外のSEOノウハウが日本で通用するのかという疑問があれば、そういう人のために海外情報を日本語訳して公開しているウェブサイトがありますので、読んでみると勉強になります。

ただ、あくまでも技術論や概念の話が中心であり、実際のSEOを利用したマーケティング、つまりSEMの分野では、各国の消費者行動によるところがありますので、なかなか難しいのではないでしょうか。

技術論や概念だけでもインターネットの出発点でもある米国のSEO情報は、時間があれば読んでおきたいものです。
特にGoogleの幹部の発言は注目されます。
SEOの疑問が晴れるような発表や、新しいアルゴリズムの紹介など、日常のSEOにも大きく影響を受けます。

日本語サイトを英訳して、英語圏をマーケットにビジネスを展開するのなら、海外SEO情報は必須ですね。
SEMに関しても同様です。

アドセンス広告が大流行した時に、英語圏の広告のクリック単価が高いという情報もあって、日本語サイトを翻訳ツールで変換して、英語圏をマーケットにSEMが活発であった時期があったようですが、恐らく、成果は出なかったのではないかと推測しています。

言葉の壁を感じる限りは、思うようなビジネスはネットあろうと容易なことではないはずですし、それを痛感した体験者もいたようです。
海外の情報は必要最小限に留めておきましょう。

キーワードをビッグ・ミドル・スモールに分けるならサイト目線で

ビッグキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードと検索キーワードには3つのカテゴリに大別される、かのように言い放つのは果たして正解なのでしょうか。

正解というよりも相応しさと言った方がニュアンスが近いと思うのですが、これらのカテゴリ分けの基準が、検索回数や検索結果の数で分けられていることに、疑問を抱かないのが不思議ですね。

キーワード目線ですと前述のような3つのカテゴリ分けは、それ相当の意味はあるかと思いますが、ビジネスサイトの運営者目線だと、ビジネスサイトに最も利益をもたらしてくれるキーワードがビッグキーワードであるべきなのではないかと思うのです。

ビジネスサイトは利益目標や企業価値向上の目標がありますので、貢献度の高いキーワードを選定する必要性に迫られます。
ビジネスサイト運営の過程でアクセス解析などを見てみると、当然、アクセスの多いキーワード、コンバージョンに結びついているキーワードなどのデータが出揃ってきます。

この中で、最も重要なデータはコンバージョンまで導いたキーワードではないでしょうか。
これがビジネスサイトにはビッグキーワードなのです。
アクセスの多いキーワードは、ビジネスサイトに辿りついたという点を評価とすると、認知度の向上や製品・サービスの広告効果がありますので、ミドルキーワードであると言えるのかもしれません。