サイトの劣化とGoogleのペナルティによるインデクス削除
ウェブサイトを公開した後は、検索ランキングやアクセス数、そしてビジネスサイトならばコンバージョンの状態を日々記録したくなるのは当然のことですよね。
管理項目に対して異常が出ないよう、更新や新しいページの追加に神経を使っているものと思います。
けれども、SEO情報を鵜呑みにした結果、サイトの劣化を招くことにも注意をしなければなりません。
ウェブサイトの管理と運用は、WEB担当者の仕事ですが、外部に管理運営を丸投げしているケースと自社運営管理では、それぞれメリットとデメリットがありますので、確認してみたいと思います。
まず、外部にウェブサイトの管理・運営を全て任せているケースのメリットは、何もしなくていいということですよね。
逆にデメリットは、何をしているのかわからなくても費用は負担しなければならない、利益を生むための管理・運営にはならないことなどでしょうか。
一方、自社での管理・運営のメリットは、余計な費用の流出を防げることや利益を生むための施策を自由に行えることですね。
逆にデメリットと言えば、トラブル発生の時は業績に打撃を受けやすい、社内の理解が得られないと担当者が浮いてしまうなどです。
どちらにしろ、SEOが未熟であり、情報のつまみ食いレベルによるメンテナンスの実施、または外部へ指示した場合におけるペナルティの対処がカギですね。
SEOに依存することのリスクの高さを認識する
ウェブサイトにSEOは必要かもしれませんが、絶対条件ではないことを知る必要があります。
新規に公開するウェブサイトの全てにSEOをチューニングする必要もありませんし、戦略上、ある役割を担うウェブサイトにはSEOはしないということもあり得るわけですが、どうも、ウェブサイトは全て同じ役割を持たせたがる傾向が運営者にはあるようですね。
複数のウェブサイトで1チームという発想はないのでしょうか?
ウェブサイトを組織する、という概念があるとすると、経営センスが備わっている運営者であることがわかりますが、そのような概念を持たない場合は、ウェブサイトひとつひとつを独立させる感覚しか持ち合わせていないのかもしれません。
それがウェブサイトだ、と主張しだすとしたら、1サイトで巨万の富を稼ぎ出した経営者がいたら教えて欲しいものです。
楽天市場でさえも1サイトではなく、多数の異なるジャンルのビジネスをウェブサイトで展開しているから、巨万の富を生み出しているわけです。
SEOに依存すると、ウェブサイト単位でしか見なくなるので、視野の狭窄が始まります。
あるプロジェクトを達成するためには、それぞれの分野のスペシャリストが集められてチームが組織されますが、ウェブサイトにおいても同様の考え方が出来るのです。
経営者思考を持って運営にあたってますか?